【パイナップル】日本国内での需要【備忘録】

私見:夏といえばいろんな果物がありますが、パイナップルはその王様でしたね。
画像


今から10年くらい前、珈琲館さんで夏季限定商品にパインヨーグルトジュースが有りました。
画像

なかなか美味しかったのを覚えています。
そうえいばあんまりパイナップルって聞かなくなったように感じます。
いや世間の狭い私のこと、きっとそんなこと無いと思いパイナップルに付いて調べてみました。


《現状1》
パイナップルが取れなくなったきた?
株式会社名護パイン園グループ ナゴパイナップルパーク
同社Webサイト
パイナップルの試食に関してのご案内」と題して同園で生パインの試食が不可能なことを案内しています。
調査開始で のっけからいきなり、沖縄でパインの収穫量が減っているような印象。
価格も高騰だとか。

これは一昨年(2014年)の記事ですが、パインの原料不足なのだそうです。

東京の正栄食品工業株式会社さんのWebでは
 タイ産が天候不順と作付面積減少の影響で原料不足
 フィリピン産もタイが減少しているため需要が集中するなか、干ばつで果実の生育遅れ
 インドネシア産はタイ、フィリピンが十分な量が確保できない影響で1点集中してしまい...


この会社ではパインジュースが原料不足のため一時販売停止だそうです。
うむむ、世界的にパインが取れなくなってきている?!


どうやら確かに異常気象等で収穫量が減ってきているようですが、
それが決定的な原因では無い、少なくとも日本に限定しては?!




《現状2》
日本市場における限界?
株式会社日本アクセスの事例分析

ア社による分析では、
「日本、少子高齢化が加速してパイナップル好きな人がお年を召してしまったよ。」
「お年寄りは食べる量なんてたかが知れている。」
「だからこれから日本市場は消費が減る一方だよ」

「でもアジアではたくさん食べてくれる人が年齢かかわらずたくさん居そうだよ。」
「おまけに残留農薬やら規格やら日本のように厳しくなく緩やかで売りやすいみたいだね。」
「売りやすい上に日本より高値で買ってくれるみたいだ。」

「アジア圏の消費者は日本みたいな固定観念?に縛られていない人がたくさんいるよ。」
「日本人は酸っぱいパイナップルが当たり前。甘いものは頑として受け入れないね。」

「いろいろうるさい日本国内で頑張ってきたんだから、(当然)海外でも頑張れるさ(ちょろいさ?!)。」


というような分析結果でした(一部完全に私の曲解ですけどね)。

私の個人的感想ですが、ちょっとアジア圏の需要についてブルーオーシャンの幻想のように感じますが。
でもパイナップルの(固定概念がない)美味しさに国境は無いと思います。
日本みたいに酸味を必要としないパイナップルは国外で受けるとおもうんですよ。
(もしかしたら日本の若い人たちも?)


ついでに、世界においてパイナップルの生産はどうなっているでしょうか?
沖縄県は不作?のように感じますがこれは世界的なことでしょうか?


コスタリカ
生産量減少?
2015/5/27 供給不足になる前に買いだめするべき食品4つ
パイナップルの価格は、世界最大の輸出国であるコスタリカでの天候不順により、3年間の最高水準に上昇しています。 コスタリカ産は、新鮮なパイナップル供給の90%を占めています。
今年も、寒い気候と雨が続き、供給不足で価格の高騰につながっています。
在コスタリカ日本大使館 経済班 2015/12
(2015年)農林漁業に関しては、第3四半期に3ヶ月連続でマイナス成長率を記録した。
特に7月及び9月には対前年比マイナス5%以上の大幅な減少となった。
異常気象により、カリブ海側の地域で生産されるバナナやパイナップルは多雨、太平洋側は干ばつによる被害をそれぞれ受けている。

タイ
2015/3/26 干ばつで1~3月の農業生産1.5%減見通し
 農作物は昨年末から続く干ばつにより3.8%縮小する見通し、加工用パイナップルも被害を受けた作物に含まれる。

フィリピン
http://blog.matuno.co.jp/archives/1058098227.html
株式会社まつの さんのページ
【お知らせ】フィリピンの天候不順によるバナナ、パイナップルへの影響2016
昨年から続く干ばつ。
平均50mm/週 が理想のところ、今年1月から5月中旬までの間ずっと雨が降らない週が続き乾季(12-5月)にエルニーニョ現象が重なった。

収穫できた果実も小ぶりなためフィリピン国内での消費や小玉傾向。日本への入荷が大幅減。


収穫量が減少していることも事実のようですが、だからといってシリアスな問題というわけではないようです。
(なんとなく、まつの さんのページにあった”日本向けの規格”となっているあたりが気になります)

異常気象による収穫量が激減し希少種となっている作物は他にいくらでもあります。
事実は
*日本国内に需要がたいしてない、
*値段も低く抑えなくてはならない、
*規格は厳しすぎる(大きさ、残留農薬などなど)、
(そんな要求、こっちから願い下げだよ!)
というのが本音?!なのかもしれないです。


世界的な異常気象(この手の話は陰謀論みたいでどうもうさんくさい?!)はある程度影響あるかもしれません。
でも世界ではこれだけの国が生産しています。

《世界のパイナップルの生産量》 2013年
順位 国名 生産量 割合
1 位 コスタリカ 268万5,131トン 10.84 %
2 位 ブラジル 248万3,831トン 10.02 %
3 位 フィリピン 245万8,420トン 9.92 %
4 位 タイ 220万9,351トン 8.92 %
5 位 インドネシア 183万7,155トン 7.41 %
6 位 インド 157万1,000トン 6.34 %
7 位 ナイジェリア 142万トン 5.73 %
8 位 中国 138万6,361トン 5.6 %
9 位 メキシコ 77万1,942トン 3.12 %
10 位 コロンビア 64万3,039トン 2.6 %

56 位 日本 5,419トン 0.02 %

中南米、南米、東南アジアなど栽培地もバラエティ豊かです。
絶対栽培できる場所が限定されると思っていましたがそれほど地域が偏っていません。
いざ調達となると日本の商社のように優秀な企業であれば相当な量を確保できるんじゃないかな?


追記:
ところでパイナップルはバナナと違って追熟しないようです。
《パイナップルの甘み》
バナナと違い、追熟しない。熟成されるまで畑で栽培を続ける。収穫後は早めに食すか加工する。

【ハワイのパイナップルは?】
それから、マンガ三丁目の夕日で、鈴木オートにパイナップルをおみやげに持ってきてくれた佐藤さんと奥さんのアグネスさん。
佐藤さんはブラジルに渡ってその後ハワイに行ったんでしたね。
ハワイのパイナップル生産量はどうなのか?
情報ソースを失念しましたが、人件費が高騰し殆ど生産をやめてしまったようです。
個人の方のブログなどでもハワイのパイナップルについて書かれていました。


以下、勝手に引用を失礼致します。問題有りましたら削除しますのでご一報ください。

http://www.legendaryhawaii.com/history/p02
「ハワイの神話と伝説
ハワイ産業史より
ハワイのパイナップル・プランテーションの歴史
現在、砂糖・パイナップルの両産業ともに、より人件費の安いアジア諸国などでの生産が主となっており、砂糖産業はすでにオアフ島とハワイ島では全面撤退。
パイナップル産業も、1994年の収穫を最後に、ラナイ島での生産を中止しました。
ラナイ島は今では2つの豪華ホテルを中心としたリゾート地として生まれ変わっています。」

http://kagami0927.blog14.fc2.com/blog-entry-2477.html?sp
「Hawaii ? ノースショアの行き帰りにはドールプランテーション( Dole Plantation )で休憩タイム♪
2016年1月 お久しぶりのハワイの旅♪(現在更新中!)
2016/02/19 08:28
ハワイの近代化が進むと人件費の高騰等により、砂糖やパイナップル産業は下火となり、フィリピンなどへの国外に移転。」

http://ameblo.jp/mahalonui2011/entry-11620158778.html
「パイナップルは何処行った?
2013-09-23 20:35:04
さてさて、前回の話題に引き続きパイナップルのお話で。
やっぱり ハワイはパイナップルでよねぇ~
って思う方も多いと思いますが、現在では、ラナイ島などではまだ作られていますが オアフ島ではほんの僅かな地域でしか作られていません。
ほんの十数年前までは 今ドールのパイナップルプランテーション辺りはどっちを見てもパイナップルだらけだったのに今では赤茶色の大地が広がるだけ。
人件費の安いフィリピンなどに生産の場が移されたそうです。」

http://ameblo.jp/mchan0911/entry-11300967960.html
「ハワイの旅4日目 ノースショア パイナップル園と海亀ビーチ
2012-07-12 21:09:04
さてドールプランーションとはパイナップル園を主とした施設。
実際のドールの農場は以前はハワイにあったのですが、人件費が安く熱帯で栽培に適してる、フィリピンにすでに移ってるようです。ただパイナップル栽培に使っていた跡地を今は観光施設にしたようです。」


たしか、果物メジャーの会社がハワイへ進出し、観光アトラクションもできてその未来も有望視されたような気がしましたが。
これは私の勘違いでした。
パイナップル・プランテーションの跡地?にドール プランテーションという観光地ができたようでした。

上記のハワイ産業史の記述に

1940年 この頃同社のパイナップルは「全世界の生産量の80%のシェアを占めていたそうです。

とあり、恐らく1950から60年代の三丁目の夕日の世界で 佐藤さんのおみやげの話しも納得できました。





"【パイナップル】日本国内での需要【備忘録】" へのコメントを書く

お名前
ホームページアドレス
コメント